Topics | 2016.08.04
「誰でも簡単に想いを形にできる」クリエイティブツールiPad ProとApple Pencil を体験してみた

「誰でも簡単に想いを形にできる」クリエイティブツールiPad ProとApple Pencil を体験してみた

デザインやアートへの興味や関心が高いDiFa読者の中には、PCやスマートフォンだけでなく、様々なデジタルツールを用いてクリエイティブな活動をされている方も多いのではないでしょうか?

例えばタブレット。ビジネスシーンだけでなく、動画配信サイトを通じて自宅でゆっくり映画を見たり、移動中に電子書籍を読んだり、ON/OFF問わずさまざまなシチュエーションで使えるのが魅力ですよね。色々なインプットをしている最中に、ふと思いついたアイディアを、その熱のままデータに残せるというのも便利です。

なかでも、私がいま注目しているのは「iPad Pro」。他のポータブルPCやタブレットも色々と試してみたのですが、iPad Proはビジネスツールとしてもクリエイティブツールとしてもタフな応用ができる、スーパーコンピューターみたいなイメージがあります。

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平日はデザイン事務所でWEB&グラフィックデザイナー。週末はヘナアーティスト*として活動している私。毎日の活動がどんな風にアップデートされるのか、実際にiPad Proを使ってみましたのでレポートしたいと思います!

*ヘナアート……「ヘナ」という植物染めの手法を用いて一時的に肌に描くアートのこと

ふと浮かんだ“直感”をカタチにするApple Pencil

手にした瞬間からサクッと描けるのもいい感じ。アプリ「Procreate」と「Zen Brush 2」を使ってヘナアートの原案を実際に描いてみました。
手にした瞬間からサクッと描けるのもいい感じ。アプリ「Procreate」と「Zen Brush 2」を使ってヘナアートの原案を実際に描いてみました。

iPad Proは9.7インチと12.9 インチのサイズ違いがあるのですが、私はコンパクトで持ちやすい9.7インチの方をセレクト。画面が反射しにくいので、屋外でも屋内でも細かい部分まで鮮やかに見ることが出来、目にも優しい感じです。

あわせて気になっていたのが「Apple Pencil」。ペンの強さや傾きに応じて色の濃淡が出せるという、非常に精密な設計が施されているペンという話を耳にしていたので、実際の書き心地が気になっていました。

インターフェイスは非常にシンプル。メインツールがあり、カラーの調整やブラシの調整が簡単にできます。
インターフェイスは非常にシンプル。メインツールがあり、カラーの調整やブラシの調整が簡単にできます。
筆圧や傾きなどの繊細なタッチもすごく自然に拾ってくれて、本当に筆をつかってるみたい。
筆圧や傾きなどの繊細なタッチもすごく自然に拾ってくれて、本当に筆をつかってるみたい。
色塗りや、スポイトなど、状況に応じてペンと指を使い分けながら描き進めていきます。アナログで繊細なタッチも引き出してくれるのが頼もしい。
色塗りや、スポイトなど、状況に応じてペンと指を使い分けながら描き進めていきます。アナログで繊細なタッチも引き出してくれるのが頼もしい。
使い方にだんだん慣れて、スピーディーに描けるようになってきました。デジタルツールで描いているのかすら、忘れてしまうほど自然。
使い方にだんだん慣れて、スピーディーに描けるようになってきました。デジタルツールで描いているのかすら、忘れてしまうほど自然。


「Procreate」を使って制作したアートワークの軌跡を再生している動画を見つけました。こちらはクリエイターの橋本孝久さんの作品。

はじめこそ探り探りでしたが、直感的に使えるiPad ProとApple Pencilの組み合わせはストレスフリー。普段からアナログな下絵を描いているという方にとっても、この紙でメモを取る感覚で絵を描き始められるインターフェースは、非常に魅力的だと思いました。

ヘナアートをする時にアートサンプルを入れて持ち運んだり、思いついた瞬間や仕事の合間にすこしづつ作品を描き溜めることも出来そうです。

“筆圧・傾き・濃淡”で魅せる水墨画に挑戦してみました

この繊細な滲み方、写真でどこまで伝わるかわからないですが、墨の持つ絶妙なニュアンスがリアルに表現できました。
この繊細な滲み方、写真でどこまで伝わるかわからないですが、墨の持つ絶妙なニュアンスがリアルに表現できました。

ヘナアートを描きながら、「この筆圧はどこまで再現できるのだろう?」と思いついたので、筆圧や筆の傾きが如実に表現される水墨画にもチャレンジしてみました。筆圧レベルに応じて、インクの濃淡や滲みの表現がこんなに出来るんですね。

ペンというよりも、筆を持っているという感覚。ペンを倒すと、インクが先から筆の根元に向かってグラデーションしていくのがおもしろい。
ペンというよりも、筆を持っているという感覚。ペンを倒すと、インクが先から筆の根元に向かってグラデーションしていくのがおもしろい。
朱色を足して、金魚も描いてみました。滲み方やペン先の太さを変えて書けば、もっとリアルに書けそうです。完成した作品に、さらにテンプレートを加えることも可能。お気に入りの一枚へ更に調整することができます。
朱色を足して、金魚も描いてみました。滲み方やペン先の太さを変えて書けば、もっとリアルに書けそうです。完成した作品に、さらにテンプレートを加えることも可能。お気に入りの一枚へ更に調整することができます。

特別な知識がなくても感性を引き出してくれる魔法のツール

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iPad Proには、他にも様々なクリエイティブツールがプリインストールされています。私は普段デザインで表現をすることが多いですが、直感で使えるこのiPad Proを触っていたら他の創作活動にも挑戦してみたくなりました。

そこで、以前から存在は知っていましたが本格的に使ったことがなかった楽曲制作アプリ「GarageBand」をセレクト。その中にある「Smart Instrument」という機能を使ってみることに。

まったく音楽やソフトの知識がなくても、こんなに簡単に作れてしまうもんなんですね……魔法使いになったみたい(笑)。
まったく音楽やソフトの知識がなくても、こんなに簡単に作れてしまうもんなんですね……魔法使いになったみたい(笑)。

まずはEDM、House、Hip Hopなどの音楽ジャンルを選択するとテンプレートがセットされました。あとはテンプレートにあるセルをタップしていくだけで、プリセットされているループ音が再生されるんです。あとは自分の直感で音を組み合わせていけば、自動的にリミックスもしてくれるので、まるでプロ並みの楽曲が作れてしまいました。

自分の描いた作品やwebに、好みのBGMをつけて動画で公開、なんてことも出来そう。特別な知識がなくても、タップやスワイプをするだけで、自分も気付いてなかった感性を引き出してくれるような感じ。こんなに簡単に作れるならWEBデザインにつけるアンビエントやchill音源制作なども挑戦してみたいです。

デザインや楽曲制作が手軽に始められると、自分では思ってもみなかった才能に気づいたり、ビジュアルと音声を組み合わせたインタラクティブな表現を思いついたり、これまでになかった新しいアートジャンルも生まれてきそうな予感。

これを使ってどんな活動ができるか、自分の可能性にも楽しみが出来たような気がします。何か新しいことに挑戦してみたいと思っている方に、ぜひ。

iPad Pro

https://www.apple.com/jp/ipad-pro/

Apple Pencil

http://www.apple.com/jp/apple-pencil/

Procreate

https://itunes.apple.com/jp/app/procreate/id425073498?mt=8

Zen Brush 2

https://itunes.apple.com/app/id1012274888?l=ja&ls=1&mt=8

GarageBand

https://itunes.apple.com/jp/app/garageband/id408709785?mt=8

Model&Text:Mari Adachi
Edit:Miho Iizuka

DiFa編集部



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