Special | 2015.11.11
エンジニアリングに夢中!タレントでエンジニアの池澤 あやかさん ―【連載】デジタルファッショニスタを追え☆

エンジニアリングに夢中!タレントでエンジニアの池澤 あやかさん ―【連載】デジタルファッショニスタを追え☆

DiFa編集部が注目する、テクノロジーとファッションの情報感度が高い女子「デジタルファッショニスタ」の生態を解剖する連載「デジタルファッショニスタを追え☆」。2回目の今回は、タレントであり、エンジニアの池澤 あやかさんです。

池澤さんはタレントとして活躍する傍ら、Webサイト制作やハードウェア、プログラミング言語「Ruby」でのアプリケーション開発も手がけており、エンジニア界隈では「Rubyの女神」とも呼ばれています。そんな彼女がプログラミングを始めたきっかけや、最近注目しているテクノロジーについてお話をお伺いしてきました。

池澤 あやか(Ayaka Ikezawa)

タレント エンジニア
1991年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、第6回《東宝シンデレラ》審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。様々なドラマ、映画で活躍。春からNHK広報番組「とっておきサンデー」のマンスリーレギュラーMCとして出演中。著書に『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』(日経BP社)、『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)がある。
WEB | twitter

ayakaikezawa_02

大学で出会ったプログラミングの世界。タレント業と両立して現在も制作活動を行っている

ーー10代の頃からタレントとして活躍していた池澤あやかさん。いまではエンジニアとしてWebサイトやハードウェアの開発などもされていて「Rubyの女神」ともよばれていますが、そんな池澤さんがプログラミングを始めたきっかけを教えてください。

慶応大学在学中に入った研究室がたまたま電子工作やプログラミングを行うところだったんです。それまではWebサイトは作っていたけれど、それくらいしかしていませんでした。

「ORF」という慶応大学SFCの研究発表会でバーチャルリアリティ(VR)を体験して、「面白い」と思ったんです。人と物との関係を改めて考え直して新しいものを作るVRの分野を、やってみたいと思いました。そこで、どの研究室に入ろうか悩んでいた時期だったので、VRを手がけている研究室に入りました。

ーープログラミングに触れたのは、研究室に入ってからなんですね。

そうです。そのゼミでは電子工作や、プログラミングのスキルが必須で、これはやらなきゃ!と思って勉強を始めたんです(笑)。

ーーエンジニアとして行ってきた活動を教えてください。

最近はオリンパスのオープンプラットフォームカメラである「OLYMPUS AIR(オリンパスエアー)」を使ってセルフィーアプリを作るプロジェクトやっています。オリンパスエアーはまだまだギーク向けなので、女性ユーザーを増やしたいと始めたプロジェクトです。

ayakaikezawa_03
こちらが池澤さん私物の「OLYMPUS AIR」。

OLYMPUS AIRはレンズの形をしていてとってもコンパクトだけれど、一眼クオリティの写真を取ることができます。こうやって、iPhoneに取り付けたら簡単にセルフィーを撮ることができて、背景もぼけた良い写真が取ることができるんですよ。オリンパスのアートフィルタは高画質に画像を加工できるので、素敵な写真をそのままSNSに投稿することもできます。

今後はiPhoneに取り付けるためのアクセサリーを誰でも3Dプリンターで出力できるようにデータを公開して、アプリをダウンロードすればだれでも一眼クオリティのセルフィーを撮れるようにしていきたいです。

ayakaikezawa_04
実際に池澤さんが開発中のベータ版アプリでセルフィーにトライしてくれました。

ーーそういった制作活動をされる時に利用する場所はありますか?

今日の取材場所に選んでいただいた、秋葉原の「DMM.make AKIBA」にはよく来ています。ここには3Dプリンターなどの機材も充実していますし、ミーティングルームも広いので週に1回くらいは利用しています。

「ポケットがなくっちゃはじまらないっ!」というプロジェクトがDMM.makeを拠点に行っているプロジェクトのひとつです。このプロジェクトは、「乙女電芸部」のやじまかすみさんと一緒に洋服の胸ポケットにいろんなギミックを仕掛けるもの。

この動画に出てくるような電子工作をするスペースもたくさんあります。木材を切ったり、はんだ付けをしたり、ミシンで刺繍をしたり…とにかくたくさんの機材があるので何かを作る時に不自由しないんです。

ayakaikezawa_05
工作機械がたくさん並べられたDMM.make AKIBAのワークスペースで、実際によく使っているという、木材を切る機械を試してくださいました。
ayakaikezawa_06
バックの中身まで見せてもらっちゃいました! そこにはなんとジップロックがいっぱい! 電子工作に使う部品等を整理して入れてあるそうです……細やかな性格が伺い知れますね。

SNSを駆使して情報収集。iPhoneはあえてのiPhone 5派!

ーー池澤さんは制作活動も精力的に行われていますが、情報収集はどのようにされているのでしょう?注目している人や情報源にしているウェブサービスを教えてください。

私、SNSから情報収集することが多いんです。ツイッターでは、エンジニアの深津貴之さんのツイッター(@fladdictはよく見ています。深津さんはテクノロジーの分野に造詣が深いので、深津さんが気になっている事は私も気になっていたり、よくしますね。

また、フェイスブックから気になった情報をtumblrに溜めていったり、Pinterestではグラフィック系の情報を集めたり……SNS間で使い方を変えながら情報収集しています。

blog.ikeay.net
池澤さんのブログより。こちらは「blog for geeks」というだけあって開発に関する専門的な内容が多い。

ーー池澤さんが気に入っているスマホアプリはなんでしょう?

「Apple Music」はとってもいいです! 私あまり音楽に詳しくなかったのですが、Apple Musicには自分の気に入った曲を最初に何曲か選んでおくだけで「For You」タブにどんどん私の好みの曲が選ばれてきて(笑)。普段はApple Musicにオススメされた曲をずっと聞いていますね。

他には、先にお話したOLYMPUS AIRの自撮りアプリ開発プロジェクトで、さまざまな自撮りアプリをリサーチしていた中で発見したのですが、自撮りアプリの「Beauty Plus」がすごいです!!飛び抜けてすごい。他のアプリだと加工すればするほど顔がフィルターと同化してぼやっとなってしまうんですが、Beuty Plusはちゃんと顔くっきり写るので気に入っています。

ーーしかし以外にも、池澤さん、スマホはiPhone 5なんですね!

そうなんです、大きくなったiPhone 6や6sより収まりが良くて。このサイズ感が気に入っているんです。一度バッテリーが消耗してきたので、自分で電池パックを交換してみてダメだったら新しいiPhoneを買おうと思ったのですが、電池パックの交換がうまくいったので(笑)ここまできたら次のiPhone 7まで持ち続けるつもりです。

ayakaikezawa_iphone
池澤さんのiPhoneのホーム画面。「参考にする」フォルダにはリサーチを兼ねてセルフィーアプリがいっぱい!

クリエイティブな池澤さんだからこそウェアラブルデバイスに注目。

ーー「デジタルテクノロジー×ファッション」の分野で注目しているアイテムはありますか?

最近は「MISFIT SHINE 2」が気に入っています。まだ日本発売前で、MISFITの方からいただいたのですが、初代と比べてバイブレーションでの通知機能が追加になっていたりとっても便利になっています。

ayakaikezawa_07
先日米国で発売されたばかりの「MISFIT SHINE 2」

また、Misfitが水泳用品ブランドのSPEEDOとコラボした「SPEEDO SHINE」はプールで泳いだラップ数まで記録することができるそう。どんどん進化していくウェアラブルデバイスのアクティブトラッカーとしての機能にも注目していきたいですね。

ーー最後に、これから「デジタルテクノロジー×ファッション」の分野でやってみたいことはありますか?

とりあえずMISFIT SHINEの新しいバンドが欲しいです(笑)。本体は発売されているんですけど、アクセサリーはまだ発売されていないんですよね。かわいいバンドが欲しい。

ウェアラブルデバイスに使う電池がもっと小型化されたら、自分で華奢な端末を作ってみたいなぁ。女子ってやっぱり華奢なものが好きですよね。

今はデジタルデザインの分野もまだまだ男性向きだと思うので、女子による女子のための、「ちゃんとかわいい」ウェアラブルデバイスを作ってみたいですね。

ーーそれ、欲しいです!  女優としてだけでなく、クリエイターとしても活躍されている池澤さんだからこその新しい感覚を取り入れて製品化して欲しいです。

ayakaikezawa_08
プログラミングだけでなく、UIデザインなど新しい分野に次々と挑戦していく池澤あやかさんは、本当にものづくりが好きなんだと感じました。柔軟な発想を具現化する技術も持っている池澤さんのような女性こそが、デジタル時代の新たなファッショニスタのカタチなのかもしれません。

Text : Makiko Maeda, Photo : Soshi Setani, Interview : Nagisa Ichikawa

Special Thanks : dmm_logo

DiFa編集部



PICK UP

SPECIAL

LATEST

BUSINESS




LATEST