| 2017.05.22
クローゼットのアイテムを活かしたスタイリングボット「Epytom」とは?

クローゼットのアイテムを活かしたスタイリングボット「Epytom」とは?

最近、パーソナルスタイリストがスタイリングをしてくれる「Trunk Club」や「Stitch Fix」といったサービスが人気を呼んでいる。個々人のファッションの好みに応じて、スタイリストが著名ブランドのアイテムを選んで自宅まで届けてくれるものだ。

例えば、Stitch Fixの場合、一着のお値段が150〜500ドルのアイテムを毎月5着届けてれる。全アイテムを購入すれば25%の割引が適用されるが、月に一度とはいえ、なかなかの出費。

自分で買い物に行く時間がない忙しい人たちにとっては魅力的な一方、これらの定期購入型スタイリングサービスは、どれも新しい洋服を買うことが前提。すでに持っている洋服を活かすという発想ではなく、新たに追加していくことで初めてコーディネート提案をしてくれる。日本でも断捨離という言葉が一般化しているが、北米でもミニマルな生活が人気を集めており、毎月アイテムが増えていくことに抵抗を覚える人も少なくないはずだ。

Epytom

そんな中、自分がすでに持っている洋服を活かしたスタイリングを提案してくれるのが、チャットボット型のスタイリングサービス「Epytom」だ。ベーシックなアイテムを中心にコーディネートすることで、本当に使えて着まわしできる洋服だけに絞る手伝いをしてくれる。Epytomによると、人は40着もあれば十分上手く着まわしができるはずだそう。

チャットにはAI(人工知能)が活用されていて、FacebookのメッセンジャーまたはTelegramというメッセージアプリでメッセージがやりとりが可能。わたしが試したのは、Facebookメッセンジャー。性別や年齢などの基本的な情報は、Facebookで一般に公開している情報から勝手に拾ってくれるため手間いらず。

さっそくチャットを開始すると、どれだけ頻繁にスタイリング提案してほしいかを聞かれ、「平日の午前8時」といった具合に返事をして頻度を設定。やり取りは非常にスムーズで、まるで人間のスタイリストとやり取りしている感覚。

すでに持っているものを活用するため、初回のチャットでは持っているアイテムも登録する。チャットボットから送られてきたリンクをクリックした先のウェブページで、トレンチコート・スキニージーンズ・シャツなど、クローゼットにあるベーシックアイテムにチェックを入れていく。

このリストは、いつでも更新でき、その他にも、好みのスタイル(ビジネスやスマートカジュアルなど)を回答することで、それに応じたスタイルを提案してくれる。

日々のコーディネートを考える上で大切なのが、その日の気候。位置情報を使うことを許可すると、Epytomは現地の天気に合わせて洋服を選んでくれます。位置情報の活用を許可しないと、例えば、ロサンゼルスなのにニットウェアを使ったコーディネート写真が送られてきてしまうのでここは位置情報を許可したいところ。でも、スマートカジュアルというスタイルに合ったコーディネート写真が数枚送られてきました。ちょっとしたコメントも添えられています。

“ちょっぴり寒いオフィスでは、ブレザーの下にセーターを着て。その下に、ボタンシャツを合わせても。ブレザーのボタンを外すことで着膨れが防げるはず。

テキストでやり取りするのは面倒だなと感じるかもしれないが、チャットボットは意外とシンプルに使えるんだなという印象。また、質問された内容への回答は選択式なので、自分で文字を打つ必要もなし。Epytomは現在は英語のみの展開だが、これまた選択式なので、英語のハードルを感じずに使えるかもしれない。手持ちの洋服を使ってコーディネートの幅を広げたいという人におすすめしたい

Epytom

https://epytom.com/

三橋 ゆか里



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