Topics | 2015.11.30
【フォトレビュー】Apple Watch Hermès‎が遂に手元に……!

【フォトレビュー】Apple Watch Hermès‎が遂に手元に……!

DiFaで以前公開したコラム「【前編】なぜAppleはHermèsを選んだのか?Apple Watch Hermèsで占うファッションとデジタルテクノロジーの関係性」の人気っぷりを見ても、改めて注目を集めているなと思わされた「Apple Watch Hermès」。

年末になるとよく耳にするフレーズ「自分へのご褒美」なのか何なのか、「いや、むしろこれは、いずれ歴史に残る”ヘリテージピース”になるのではないか……!」などと自分を納得させる理由を色々と探しつつ……結局手を伸ばしてしまいました。

AppleWatchHermes_04
噂のオレンジの箱。エルメスの箱とは弱冠質感が違う(気がします)。
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開けると、お馴染みの白いプラスチックの箱が。見づらいのですが、”HERMÈS”の文字が入っています。

そして実物。私が選んだのは、二重巻きベルト「Double Tour」のタイプ。色はグレー系のヴォー・スウィフト(エタン)カラー。

AppleWatchHermes_01
Double Tourは小さいサイズのケース38mmのみの展開です。

私以外に「ん!?」と思った方はいらっしゃらなかったでしょうか。

Appleのオフィシャル画像として出ていた画像がコチラ。

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あれ。ステッチが……白だ。一方で、エルメス側のウェブサイトでは、実物同様に同色のステッチになっているのですよね。他のカラーを持っている人を見たことがないのでなんとも言えないのですが、以前から持っている全く同色のエルメスのレザーブレスレットも同色ステッチなので、恐らくこれが正しいのでしょう。

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裏には通常のApple Watchには無い、エルメスの刻印が。
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バンドの長さは、私でギリギリ一番小さい穴でぴったりといった感じです。

バンドは二重に巻いた時、ウォッチ本体の横に来るあたり位置から、裏側に厚手の”芯”のようなモノが10センチくらいの長さに渡って入っていて、二重に巻いたときに美しく安定するようになっています。

以前公開された雑誌「カーサ ブルータス」の記事で、エルメスのアーティスティック ディレクターであるピエール=アレクシィ・デュマが、

今回製作した二重のストラップはエルメスの代表作で、ジョナサンはそれをコレクションにぜひ加えたいと望んでいました。これは1998年に当時エルメスのデザイナーであったマルタン・マルジェラが生み出したものです。ジョナサンはすぐにこのストラップに問題があることに気づきました。このストラップは身に着けると時計の下に潜り込むので、時計下部にあるセンサーが肌に正確に接触しなくなるのです。

興味深かったのは、その解決方法を見つけ出したのがデザイナーではなく、我々の職人だったことです。彼らはカバンのハンドルにおいて中央部により多くの革を入れることで張力を与えるテクニックを用いることを考えました。そうすることで手首から少し高いところでストラップが止まり、時計の下に潜り込まなくなったのです。解決策が工房で編み出されたことは興味深いことでした。

― カーサ ブルータス「【独占取材】Apple Watch Hermès 夢のコラボレーションはどのように誕生したのか?」より

というようにコメントしていたのはこの部分です。美しく留まってくれるのですが、正直ちょっと硬いなと思う時も。

Apple Watch Hermès‎にしかインストールされていない文字盤は、3種類から選ぶことができます。

AppleWatchHermes 文字盤

通常のApple Watch同様、文字盤が表示された状態でギュッと強く押すと、文字盤の選択画面が出てくるのですが、そこで「Hermès‎」を選び、デジタルクラウンを回すと、3種類のデザインから選べるというかたち。時刻の数値は、1〜12までが表示されたものと、12, 3, 6, 9の4つだけが表示されたもの、2パターンから選べます。

AppleWatchHermes_gif

元々、通常のApple Watchは「38mmステンレススチールケースとミラネーゼループ」のタイプを発売日に買って数ヶ月使っていたので、何故か我が家には38mmのApple Watchが2個(※)。それと比較しても、中身は、文字盤、ベルト、時計裏の刻印、そしてセットアップの時に表示される画面が弱冠オレンジ色だった、ということ以外はすべて通常のApple Watchと変わりません。

※ちなみに、これはApple Watch Hermès‎を買ってから知ったのですが、Apple Watchは、iPhone1台に対して1台しかペアリングすることができません……(泣)。

バンドはもちろん取り外しが可能です。このバンドだけを別売りしてほしい……と思っている方も多いのではないでしょうか。私は、ジムに行くときなど、運動をするときは、汗が心配なこともあり、あえてミラネーゼループに交換して使っています。本当はシリコンバンドを買ったほうが良いのでしょうが……。ちょっと面倒くさくもありますが、仕方ない。

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ミラネーゼループに交換してみました。

元々のApple Watch本体、そしてエルメスの文字盤とベルトを全て含めて完成されているApple Watch Hermès‎のデザイン

念願かなって購入したApple Watch Hermès‎、正直なところ、最初に箱をあけ、画面が点灯していない状態が目に入った時、「?」と思ってしまったのです。「あれ?そんなに素敵じゃないかも……」と。セットアップが完了して、実際に文字盤をエルメス仕様に変えて、腕にしてみて納得。全てがストンとあるべきところに収まった感じがしたというか。

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元々のApple Watchのケースのデザインがあり、そこに融合したエルメスのベルト、そして今までエルメスが発売してきた主な腕時計の文字盤からインスパイアされつつも、スクリーン表示のためにリデザインされた文字盤。各々の要素をこのApple Watch Hermès‎のためにデザインしたからこそ、ここまで完成度の高いプロダクトが生まれたのでしょう。

そして、前まで付けていたミラネーゼループのApple Watchよりも、このApple Watch Hermès‎の方が、つけていて「あ、Apple Watch!?」と言われる回数が少ない気がします。これは1つのファッションアイテムとして、”馴染んでいる”ことを示しているといっても良いのでは?

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正直、現時点で機能的には何か「これが便利!」と言い切ることは難しいなと個人的には思っているこのApple Watch。ただ、他のAppleのプロダクト同様、持っているだけで”気分をアゲてくれるアイテム”であることは間違いありません。

でもそれって、”ファッションアイテムとして一番大切なこと”だったりしませんか?

Text : Nagisa Ichikawa

DiFa編集部



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