Topics | 2017.08.03
海外旅行でレンタル可能。翻訳デバイス「ili (イリー)」とは《前編》

海外旅行でレンタル可能。翻訳デバイス「ili (イリー)」とは《前編》

旅行中の言葉が通じないシチュエーションで話した言葉を翻訳してくれる、翻訳デバイス「ili(イリー)」がその認知を広げている。そこで今回は実際に体験してわかった、その特徴をご紹介。

スマホの翻訳アプリとどう違うのかな。専用デバイスである必要性はあるのだろうか。

話しかけた言葉を翻訳してくれる

「ili」の使い方はいたって簡単。

真ん中のボタンを押しながら『こんにちは』など日本語を話しかける。すると『你好』『Hello』など、登録した外国語に翻訳された音声が本体から流れる。

–日本語から、中国語へ

あなたが全く喋れない、理解もできない外国語を「ili」が代わりに話してくれるから、現地のひとに日本語で話しかけても言いたいことが伝わる、という仕組みだ。

念のための確認機能つき

また「ili」には、念のための確認ボタンもついている。

–確認ボタンはサイドに。

これは日本語を「ili」がどう認識しているのか読み上げてくれるというもの。例えばあなたが中国語を全くわからない人だとして。「ili」を通じて、現地の人に『こんにちは』と話しかけてみる。

期待する相手からの反応は、やあ!と手をあげて応えてくれたり、笑顔で握手してくれたりする、というものだろう。でも期待に反して、不思議そうな顔をされたり、わからない中国語で何かを訴えられたりする。

このとき「ili」が行なう処理のどこかで、ミスの起きた可能性がある。

① あなたが話しかけた音声(日本語)を聞き取り、文字列(日本語)に変換
② 文字列(日本語)を、文字列(中国語)に翻訳
③ 文字列(中国語)を音声(中国語)に変換し、発話

念のための確認ボタンはこの①の部分、あなたが話しかけた音声を「ili」がきちんとその発話通り認識できたかをチェックできるという機能だ。
ボタンを押すと電子音声で日本語が読み上げられる。ここで例えば『こんにちは』と言ったはずなのに『コンサート』などと読み上げられたら、日本語認識にミスがあったということ。

チェックして間違いに気づいたら、改めて「ili」に向かって日本語を話しかければよい。

旅行に特化した設計

「ili」についているボタンはたった3つ。翻訳ボタン、念のための確認ボタン、電源ボタン。中身や機能も余計なものを極力減らしたシンプルな設計になっている。

これは「ili」が、旅行に特化して開発されているから。
インターネットが不要で、短い時間・手間で起動できるため、現地の人々とコミュニケーションを取りたいときに「電波が繋がらない…」「電池がない…」「起動に時間がかかる…」というストレスを抱えないですむのが魅力。

翻訳精度は日々アップデート

実際に試してみると、様々な旅行グッズ・ツールと一緒に使ったとき、特にその魅力を発揮してくれた。

例えば、地図を見せながら『この駅までどのくらいかかりますか』

スマホの地図を見せながら『おすすめのレストランはどれですか』

読めない文字や固有名詞の入った画像を見せながら『近くにこれはありますか』

いずれも、図や文字などのビジュアルを一緒に使うシチュエーション。併用することで、短い言葉で端的に伝えることができた。とはいえ「ili」を実際に使って海外の方とコミュニケーションしてみると、通じないタイミングも。

開発元の株式会社ログバーによれば、「ili」は機械学習により精度があがる仕組み。旅行者が使えば使うほど、知見が溜まって精度が良くなっていくのだそう。

ということで「ili」を持って実際に海外旅行へ!行き先は、台湾の都市「高雄」。

中国語は一切話せず、ガイドブックもなし、事前知識はゼロ。どんな旅になったのか、後編でルポします。

Yui Yokota



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