| 2017.08.05
相棒は翻訳デバイス「ili」だけ! 台湾・高雄へノープランの旅《後編》

相棒は翻訳デバイス「ili」だけ! 台湾・高雄へノープランの旅《後編》

「ili」体験記の後半は台湾から。

さて台湾の「高雄(Kaohsiung)」という街を知っている人、訪れたことのある人はどのくらいいるだろう。ここは台北に次ぐ第二の都市。観光地化していないスポットも多いディープな街である。

–まだ多くの建物は低く、空が広い。

今回は、そんな未知の高雄を、テクノロジーを相棒にどこまで楽しめるかをルポ。相棒は「ili(イリー)」と「グローバルWiFi」。

「ili」は記事前編でご紹介した通り、話しかけた日本語を現地の言葉に翻訳してくれるウェアラブルデバイス。

–使い方は前編の記事

知識ゼロ、ガイドなし、中国語ムリ!の旅

「高雄」は、観光地として台北ほどメジャーではない。多くのガイドブックでの扱いは、全体のほんの2、3ページ。インターネット上の情報も多くはないし、中国語しか通じないお店や案内所が多々ある。ということで私も事前知識やガイドなし。残念ながら、中国語も話せない。ピンチ。

そんな状態で、「ili」と一緒に未知の地をあてなく歩いてみた。

観光のテンプレートをひねる

おじさん二人がいるお菓子屋さん。ここは観光客に人気のナッツバーを売っているお店だそう。訪れてみると内一人は対応してくれるが、もう一人は完全にスルーで、掃除や事務に徹していた。

そこで勇気を出して「ili」でもう一人のおじさんに質問。

『あなたの好きな味はどれですか?』

すると『これ!最高!!美味しいんだよ!』とお気に入りを教えてくれた。普段外国人旅行者に声をかけられることがないからか、とても嬉しそう。さらにテンション高く「ili」越しに色々話しかけてきて、お店の内側へ入れてくれるほど仲良くなった。

–「ili」の翻訳は一方通行のため、おじさんの中国語はわからなかった。ごめんねおじさん。

観光スポットへいくと、観光客担当が一人決まっていたりする。彼らはカタコトでも外国語が話せて、接客に慣れている。
一方それ以外のスタッフは、こちらが観光客とわかった瞬間に、別の仕事に徹する。観光客は言葉のわかるスタッフに対応してもらう…

「ili」は、そんな双方の観光に対する態度のテンプレートみたいなものをちょっとひねり、新しいコミュニケーションを作ってくれる。

–シェアサイクルでお菓子屋さんまで。

ちょっとした諦めをなくす

散策中、たくさん歩いて靴擦れに。絆創膏の買える場所を知りたくなった。

そこでカフェで休みながら、店員さんに絆創膏の買える場所を聞いてみることに。「ili」に登録されていない難しい単語「絆創膏」は「Google翻訳」アプリで表示。それを指差しながら質問してみた。

『これはどこで買えますか?』

なんと店員さんは『買わなくていいから、これ使ってね』とお店のものを分けてくださる神対応。優しさに感動して泣きそうに!

言葉の不自由な旅行中は、ちょっとした質問やお願いでも半分くらい伝わらず、コミュニケーションを諦めがち。単語が伝わってもその周辺のニュアンスが伝わらない。その逆も然り。
そんなとき「ili」× スマホアプリの相乗効果はとても高い。「ili」で文章をつくり、スマホアプリで単語を明示すると、言いたいことがほとんどクリアに通じる。

「ili」は、旅行を少しずつ窮屈にしてきたちょっとした諦めを取り除いてくれる。

街を解きほぐす

今回の旅は「ili」を使って、現地のひとのオススメを聞いては訪れ、聞いては訪れ、を繰り返してみた。

『あなたがお気に入りの場所を教えてください!』

–観光スポットを外れると人がほとんどいない。

おしゃれな女性から『友人がやっているギャラリーがあるの』と教えてもらったのは、どの中心地からも外れていたけど、この旅行で一番熱量の高い女性オーナーのいる場所だった。

–路地の奥に
–近所のお兄さんも知らないほど。一緒に探してくれた
–一見してギャラリーにみえない

『なんでこの活動をしているの?』

彼女にそう尋ねたら『パッション!』と一言かえってきた。台北などの中心地にいたこともあるけれど、第二の都市・高雄の未来のことを想ってこの地にギャラリーを構えたのだそう。

–日本の作家さんの展示を予定しているの、と。
–看板猫

この熱量に触れた時、今回の旅が何だったか気づいた。ひとの感性にかたちづくられた旅。

いわゆる観光地は、限られた時間で旅行者がある程度満足できる多様な体験で構成される。オススメも地理的な天秤にかけられて、編集される。正直私が「ili」で現地の方の紹介をもとに辿った軌跡は、観光としては非効率だと思う。

次の旅の相棒に

でもこれからの旅はきっと、もっと「個」をベースに繋がり楽しんでいくものになる。テクノロジーはそれを助けてくれる。翻訳デバイス「ili」は、あなたがその一歩を踏み出すのに頼もしい相棒かもしれない。

言葉による諦めをなくし、これまでの旅の雛形をちょっと変える。そして街や出会いをあなたの感性のままに彩るのを助けてくれる。

–20歳の美男美女。電話まで使って助けてくれた
–さらに夕飯にまで誘ってくれた!

そんな「ili」は現在、日本全国の空港にて、グローバルWiFiとセットでレンタル可能。

これから知らない言葉を母国語とする国・地域を旅するなら「ili(イリー)」を相棒に。これまでの体験を超える旅に挑戦してみて!

前編はこちら

Yui Yokota



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