Business | 2018.01.26
「Amazon Go」ほか、アマゾンが築く「ファッション」という牙城

「Amazon Go」ほか、アマゾンが築く「ファッション」という牙城

日本国内でのEC市場シェアトップの「Amazon(アマゾン)」。昨今は「Amazon Fashion(アマゾン ファッション)」を始め、大きな話題をさらった「Amazon Go」ほか「Amazon Prime Wardrobe(アマゾンプライムワードローブ)」、「Echo Look(エコー ルック)」と、ファッション界を多いに賑わせ、震撼させている。今回はそんな「Amazon」の気になる最新トピックスをまとめてご紹介。

1.送料・返品無料の「Amazon Fashion

–引用:Amazon Fashion

Amazon Fashion(アマゾン ファッション)」は、購入した商品を最大30日間返品可能とし、返品・返送料も0円。返品文化が根付く米国のように、気になるアイテムを複数点まとめて購入をし、気に入らなかった商品はスムーズに返品することが出来る。返品方法も極めて簡単。注文履歴から返品受付を行い、返品に必要な情報と、返品したい商品を同梱して、コンビニに持ち込み、もしくは集荷を依頼するだけだ。

–引用:Amazon Fashion

また、米国では2017年6月に有料のプライム会員限定向けに「Amazon Prime Wardrobe(アマゾンプライムワードローブ)」というサービスを展開している。

–引用:Amazon Prime Wardrobe

同サービスは、「Amazon」で展開されている100万点を超えるファッションアイテムを3点以上選択し、商品を受け取り後7日間までは、試着して合わなかった場合には、返品が出来るというもの。商品を3〜4点購入すると10%、5点以上購入すると20%のディスカウントとなる。Eコマースでの買い物における懸念点の一つ、「購入前に試着をすることが出来ない」という問題を解消する。

更に、米Amazonでは、返品の方法もいくつか用意されている。商品を郵送で送り返す、宅配業者にピックアップしてもらう、という選択肢の他に、米国の主要都市に設置されている「Amazon Locker(アマゾン ロッカー)」に商品を入れて返品する方法や、提携するデパートメントストア・チェーン、「KOHL’S(コールズ)」の中に設置されている、「Amazon」専用の返品デスクで返品する「コールズ・ドロップ」という方法もある。このように「スムーズな返品」を実現することで、サービスのリピート率は向上するだろう。

2.AIパーソナルアシスタント「Amazon Alexa」内蔵のカメラ端末「Echo Look」

–引用:amazon.com

2017年4月27日に米国で発表された、AIパーソナルアシスタント「Amazon Alexa」を内蔵したカメラ端末「Echo Look」は、コーディネート撮影や、スタイルチェック、「Amazon」での商品発注など、ファッションアドバイザーとして機能する。
例えば、「Alexa、写真を撮って」というと、全身のセルフィーを撮影してくれ、背景も自動的にぼかしてくれる。撮影した画像は時系列に保存される為、いつどんなコーディネートをしていたのかを確認することが可能。更に、「Style Check」という機能は、2種類のスタイルのどちらが最適なのか、というアドバイスもしてくれる。

3.プライベートファッションブランド「find」を欧州で展開

–引用:amazon.co.uk

2017年9月に、プライベートファッションブランド「find」を欧州で本格的にスタートした。ブランドを手掛けるのは、「Marks & Spencer(マークス&スペンサー)」のウィメンズウエアを統括していた、「Frances Russell(フランシス・ラッセル)」だ。

–引用:amazon.co.uk

現在は、ドレスやシューズ、スーツ等、ウィメンズ500型、メンズ200型を取り扱い、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインで展開している。

4.ビジネスファッションに特化したストア「Suits Store

–引用:amazon.co.jp

2017年11月にビジネスファッションに特化したストア、「Suits Store」を開設した。
同ストアは、スーツやワイシャツ、ネクタイ等ビジネスシーンに必要なアイテムを取り揃える。AOKI、はるやま、コナカ、といった日本を代表するスーツショップから、AZABU THE CUSTOM SHIRTS、CHOYA、FLEX JAPAN、ASICS walkingなどのこだわりが強いブランドまで幅広く取り扱う。いずれの商品も30日間無料返品サービスの対象となっている。返品が無料である為、サイズ感の難しいスーツであっても、Eコマースで気軽に購入出来そうだ。

5.レジのないコンビニ「Amazon Go」がオープン

2018年1月22日、米シアトルのAmazon本社近くに、最新のテクノロジーを活用したレジのないコンビニ、「Amazon Go」がオープンした。
同ストアは、退店時のレジでの決済が必要ない。入店時、店舗入口に設置された機械に専用アプリをスキャンし、通常通り買い物をすると、退店時に、事前に登録したクレジットカードに購入した商品の価格が請求される。お客様がどんな商品を手に取り、戻したか等も棚の中に設置された数台のセンサーで感知する仕組みとなっている為、リアル店舗でもECと同様、お客様の買い物時における行動をデータとして蓄積していくことが出来る。

このように「Amazon」は「Amazon Fashion」の利便性の向上や、ファッションのアドバイスしてくれる、AIパーソナルアシスタント「Amazon Alexa」内蔵の「Echo Look」の展開、プライベートブランド運営等、ファッション分野における様々なビジネスを強化している。また、2018年春には「Amazon Fashion」専用の撮影スタジオが東京・品川シーサイドにオープンする予定だ。今後も「Amazon」の動きに注目していきたい。

DiFa編集部



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