Special | 2015.10.22
「90年代生まれの私だからこそ、80年代に夢中」草野 絵美

「90年代生まれの私だからこそ、80年代に夢中」草野 絵美

DiFa編集部がこれから注目していきたい、ファッション&情報感度が高く、発信力の強いソーシャル女子「デジタルファッショニスタ」の生態を解剖する連載「デジタルファッショニスタを追え☆」がスタート。記念すべき第一回目の今回はアーティストの草野 絵美さんです。

今でこそアーティストを名乗る彼女だけれど、高校生の頃からファッションカメラマンとして活動を開始し、慶応大学在学中には起業を経験、他にもラジオDJやブロガーなど幅広く活躍、そして現在は某大手広告代理店に勤め、音楽活動をしながら、一児のママとしての顔も持つ……まさにスーパーガール!彼女が最近注目しているデジタルテクノロジーやファッション、カルチャーについてお話をお伺いしてきました。

草野 絵美(Emi Kusano)

アーティスト
1990年生まれ。米国留学を経て、高校在学中からストリートフォトを手掛けるフォトグラファーとして活動。21歳でITベンチャーを起業し、アプリ製作に携わる。2015年、慶応義塾大学環境情報学部を卒業し、現在は都内某大手広告代理店のデジタル部門で、海外のクリエイター向けスタートアップを取りまとめている。2013年からは、歌謡エレクトロユニット「サテライトヤング」として活動を開始。80年代のサウンドでテクノロジーに侵された現代社会を歌う。3歳児の母親でもある。

WEB | twitter | Instagram

 

草野 絵美さん

たくさん情報のシャワーを浴びたいから、ニュースは厳選した信頼できるアプリや専門性の高い友人のウェブ、SNSでチェック

弱冠25歳で、すでに留学、フォトグラファー、起業、ブロガー、ラジオの構成作家、DJ、アーティスト活動……などなど、本当にさまざまな経験をされてきている草野さん。twitterなどを拝見していても、情報への感度が高い方だなあと思っていたのですが、普段はどんな方法で情報収集をしていますか?普段持ち歩いているiPhoneにインストールしているアプリなどを教えて下さい。

ニュースは主に「News 360」「nuzzle」を使ってチェックしています。News 360は海外のキュレーションアプリ。英語圏でのニュースやメディアをチェックしたい時に使っていて、twitterやinstagramのハッシュタグのように、キーワードでニュースをキュレーションしてくれるんですが、ヴィジュアルがとてもキレイで見ていて楽しいんです。Nuzzleは、自分のソーシャルフィードの中で最もシェアされている記事を見ることができるので「twitterで話題になっている記事だけをチェックする」というような使い方が出来て便利。たくさん情報のシャワーを浴びたいから、ニュースはたくさんチェックしたいと思っているんですが、最近はこの2つのアプリがメインですね。

以前は日本の有名ニュースキュレーションアプリもインストールしていたんですけど、配信されてくる記事がバイラルを狙ったもの、ちょっと下世話だなと思うものが多かったりして消しちゃいました。日本のメディアをチェックしたい時は読み応えのある記事が多い「栞(しおり)」というアプリ。iPhoneのホーム画面は最低限にしているんです。

草野さんのiPhone 6 Plusのホーム画面。たしかにすっきり!
草野さんのiPhone 6 Plusのホーム画面をのぞき見。たしかにすっきり!

DiFaがテーマにしているデジタルテクノロジー×ファッションという分野に関しても、頻繁にチェックしていて、よく「TechCrunch」で”ファッション”のタグが付いている記事を見たり、クラウドファンディングサイトの「KICKSTARTER」もファッション関連のアイテムやサービスも多く登場するので、好きですね。いつ買えるのかな、これは実現できるのかな……と思うことも多いですが(笑)。

ただ日々情報が多い中で、テクノロジー×ファッションの情報だけを得るのは難しいので、こういった特定の分野に関する情報をチェックしたいときは、その分野に詳しい友人のSNSやウェブで見たほうが早いなと思います。人ベースでチェックしている感じです。

ファッション系のアプリでよく使うものはありますか?

インストールしているアプリをかなり絞っている中でも、ファッション系だと……ZARAのアプリだけありますね(笑)。自分の服は「ASOS」とか「ZARA」が多いかな。特にZARAはすぐに届くので、店頭で買うよりECで買うことが多いかも。子どもを寝かしつけてから、深夜にオンラインで買い物をしちゃうんですよね。あとはInstagramもやっているので、投稿するときに写真や動画を加工するアプリもいくつか入れてます。写真は「VSCOcam」がマスト!動画は「to.be.cam」とか「VHS Cam」とかを使いますね。ちなみに、2歳になる息子は自分のアバターを作ってダンスをさせることができる「MyIdol」っていうアプリに夢中です!

 

I already miss summer???? #TBT #throwback #summer #kiss #love #my #son #babyritsu #love

Emi Kusano (草野絵美)さん(@gyorome)が投稿した写真 –


草野さんと息子さんのツーショット。SO CUTE♡

草野さんが実際にデジタルテクノロジー×ファッションの分野で注目している人は居ますか?

山口(大石)ゆかさん。私のベストフレンドなんですけど、今はシリコンバレーに住んでいて、VOGUEのブロガーでもあって。彼女はとてもお洒落で、今何が流行っているのかを教えてくれるような存在です。彼女がブログに書いていた指輪型のガジェット「RINGLY」、私もオーダーしていて。私はまだ届いていないんですけど(笑)、届くのを楽しみにしています。

あとはなかの かなさん。Facebookはプライベートにしているけれど、ウェアラブルデバイスとかに詳しくて、彼女がシェアしている情報はよくチェックします!また、私が妊娠していた時にご自身の経験から色々アドバイスをくれたりして助けてくれたので、すごく仲が深まりました。

DiFa編集部:まさにみなさん”デジタルファッショニスタ”方たちですね。いずれDiFaでもお話をお伺いしてみたいです!

草野 絵美さん
iPhoneやMacBook、時計などのアクセサリーは全てゴールドで揃えていた草野さん。

注目している海外発のウェブサービス「Talenthouse(タレントハウス)」が楽しい

他に注目しているサービスやテクノロジーなどはありますか?

海外の「Talenthouse」というウェブサービス。これがすごく面白くて。プロフェッショナルなクリエイター、アーティストが既に30万人くらい登録しているクラウドソージングのようなものなのですが、掲載されている案件が特徴的で。例えば「Dr.Dreの新曲のイメージに合ったVine動画を投稿して欲しい」とか「カーラ・デルヴィーニュ主演の映画のポスターの募集」とか、夢のあるワールドワイドな案件が多いんです。そういった案件に対してクリエイターたちが作ってきた作品を見ることができるので、みてるだけでおもしろい。

少数のクリエイターがデザインをまわしていくのではなくて、SNS上などで多くのフォロワーを抱えた影響力のあるクリエイターが作品を作って、それが結果的に広告になって、ポスターになって……結果的に映画の魅力を多くの人に伝えることに繋がる。依頼する企業側も、クリエイター側も嬉しいですよね。自分が大学一年生のときに起業したときも、クリエイターを支援したいなという想いでサービスを作っていたんです。

黄色いハコは、ご自身も注目しているという、iPhoneを入れて360度動画を見ることができるヘッドマウントディスプレイ。
黄色いハコは、ご自身も注目しているという、iPhoneを入れて360度動画を見ることができるヘッドマウントディスプレイ。

ギークな歌詞×80年代をテーマにした自身のエレクトロユニット「サテライトヤング」で活動中!

そして、現在は80年代にインスパイアされたご自身のエレクトロユニット「サテライトヤング」としても活躍されている草野さんですが、アーティスト活動をスタートさせようとしたきっかけは?そして何故80年代を選んだのですか?

元々小さいころから”年代”というものが好きで。自分が生まれる前の時代に興味があるんです。例えば、私が生まれた90年代には”誰もが崇拝するファッションリーダー”みたいな存在がなかったけれど、そういう人が存在する時代に憧れがあるんです。

アムラーとか、シノラーはギリギリ体験しているんですけど子どもだった。ティーンネイジャーになったらそういう存在がいなくなってしまったので、ファッションリーダーがいた時代は、「どんな感じだったんだろう」って想像するのが楽しい。

興味がある年代の中でも特に80年代が一番おもしろいと感じていて、ファッションもそうだし、アニメなどカルチャーの面でもいろんなところで今パロディーされていたりしているんですよ。「Senpai Club(せんぱいクラブ)」って知ってますか?スウェーデンの2人組が片言の日本語で80sアニメを作っているんです(参考:http://matome.naver.jp/odai/2139306402990466701)。

私のユニット、サテライトヤングは、見ていただくとわかると思うんですが、ヴィジュアルや音楽はそのまんま80年代。だけど、歌詞の中身はインターネットについて歌っているんです。twitterにハマりすぎる人の歌だったり、SFチックなAI(人工知能)の歌だったり……。


こちらは10/18(日)に配信がスタートした新曲の「Divisual Heart(ディヴィジュアルハート)」。

ファッションって2つの要素があると考えていて、それぞれの時代感のアーカイブと、これから出てくる全く新しい未来のファッション。後者にはテクノロジーが絡んでくる。サテライトヤングでは、例えばヘッドマウントディスプレイとか最新のテクノロジーを使いつつも、80年代のファッションのアーカイブを表現するというようなことで、こういったファッションの両側面を体現していきたいですね。近いうちにライブをやりたいなと考えているのですが、80sファッションのコレクターの方に協力してもらってファッションショーをやってもおもしろいなと思っています。

EmiKusano_4

爽やかな笑顔がとってもキュートな草野さん。時間があると、仲良しのコラムニスト 犬山紙子さんやタレント 吉木りささんとお家に集まって、オンラインゲームの「人狼」に勤しんでいるんだとか(笑)。意外な一面もステキです。ちなみに、この日持っていたニットバッグは出産のお祝いに「SOMARTA(ソマルタ)」のデザイナーさんからプレゼントされたものだそう。

アーティストとして、社会人として、ママとして……。これからも草野さんの活躍から目が離せません!

Photo : Soshi Setani

DiFa編集部



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