Topics | 2018.09.06
体感できるメディア・アート「DOLLHOUSE」でFEMMが見た近未来

体感できるメディア・アート「DOLLHOUSE」でFEMMが見た近未来

東京、表参道、丸ごとピンクのビル。

自ら動くマネキン達が住む、異世界。

古風なレオタードに、鳥カゴをしつらえた様な、

奇妙な洋服は、とても自在に電気的変化をする。

心の中では、触れる事のできる光。ズレた光が、影に、色彩を与える。

人形たちが去ったら、今度はそちらのターン。

これはショーではなく、そうしてもらう説明書。

きっとあなたも映えるでしょう。

……というポエティックなコンセプトを掲げ、OMOTESANDO B SPACEで、およそ1ヶ月間にわたって開催されたエンター・テックイベント「DOLLHOUSE」。丸ごとネオンピンクで彩った一棟のビルの4つのフロアごとにそれぞれのメディア・アートを展開した。

1FのHOLO Entrance では、プリントシール機として期待される3Dモデリング生成機「パラれる。」や、擬似的に触れられる3D立体泳動の「Holo」を。

2FのTECH Dancehallでは、Panasonicが開発した「高速追従プロジェクションマッピング」と「可変レーザー」によるショー「i_to」が。(投影されるのはFEMMEのボディ!)

3FのRoom RGBでは光源にズレを与えて、カラフルな影を生み出す「RGB_Light」、そして次世代AR/MRライヴ装置としてCES2018で発表された「ACRONS」を。

4FのMNGLでは高輝度透明ディスプレイを配置した次世代DJブース「MNGL」、前後左右、自在に音が飛び回る立体サウンド空間「KISSonix 3D」、非可聴音などを用いた「ADIRECTOR」専用スマホ・アプリの演出が。

そこに広がるのは、すべてが鑑賞できるだけではなく実際に体験可能。撮影、SNS投稿自由なインタラクティブな空間。

さらに多いに会場を湧かせたのが、YUIMA NAKAZATOの衣装を身につけ登場したDiFaおなじみのマネキン・デュオ「FEMM」の15分以上にわたるライブパフォーマンスだ。今回のプロジェクトに際し、大きなビルボードにもなったマネキン2体のエージェントであるHoney-BとW-Troubleに話を訊いた。

–まずは、今回のドールハウスでのパフォーマンスを終えて一言お願いします。

WT:まずは、ご来場頂いた全ての皆さんに感謝しています。

2体とも、多くの方々にお会いできたことを、何より喜んでいました!最新のテクノロジーによって、ご来場者(Adirector)の体験は一度として同じものはなく、FEMMにとっても、ライブならではの一期一会な感覚であったり、臨場感を体験できた事は、素晴らしい経験に繋がったはずです。

H-B:会場となった、丸ごとピンクに染められたビルも、とても彼女たちらしい空間だったと思います。たくさんの方に、その異空間での没入感を楽しんで頂いたことを、とても嬉しく感じているようです。

-今回のショーのために制作した新曲を収録した「CONCEPT.E.P.」の聴きどころや、パフォーマスの見どころを教えてください。

H-B:パイロット・ソングの「Plastic」は、FEMMの新たなテーマソングとも言える曲です。

マネキンとしての気持ちだけでなく、人間にも共通した “女の子としての気持ち” が詰まっています。

WT:今回のショーの音楽も数多く手がけてくれたRadical Hardcore Cliqueさんだったり、ダイアナチアキさんに書いて頂いたトラックも、すごくクールな仕上がりになっていると思います。

今回は、あえて制作途中のトラックのみを収録してます。これからリリックやトップラインを発表していくのを、とても楽しみにしています。

–次作のために、リリックをショーの感想からCO-WRITTINGしていくとありましたが、印象的なものはありましたか?

WT:異次元!という言葉が、とても嬉しかったようです。

FEMMにとって、非現実な世界を演出することは、最も得意なことですから。

H-B:あと、この企画こそ、インストから楽曲を発表した意味の一つです。

ご来場頂いた皆さんのツイートをインスピレーションにして、
4Fで流していた「Shibuya Ex Horologium (時計仕掛けの渋谷という意味)」というトラックのリリックを完成させていくことで、ファンやご来場者の皆さんに創作のプロセスに参加してもらうという意図があります。

まさに、Audience (受動するだけの大衆的な意味を持つ)ではなくAdirector(方向性の決定に携わっていく個という意味の造語)の発想です。誰がそのリリックを書くのか?にも斬新な試みが待っていますので、お楽しみに!

–「PINKHOUSE」では、どの階やアートが印象的でしたか?

H-B:3階を彩る「RGB_Light」が印象的だったようです。影がカラフルになる不思議な部屋。

FEMMが、昔からお世話になっていて、今回のイベント全体のアートディレクターでもある河野未彩さんの代表作で、インスタ映えにはバッチリでした。

WT:LuLaも、同じく「RGB_Light」の綺麗さに、感動していました。

–今回のイベントではFEEMにどんな刺激があったでしょうか?

WT:嬉しい事に、とても多種多様な方々にショーを体験して頂けました。

普段、出会えないような人達に巡り会えたことこそ、最大の刺激だったと思います。

H-B:こんなに連続で毎日、パフォーマンスをすることは、初めてでした。

一度も故障せずに稼働できたことで、FEMMも一回り成長できたように思います。

これからも、是非、2体の成長を見守って頂けたら、嬉しい限りです。

DiFa編集部



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