Special | 2015.12.22
ファッションの始まりは漫画「CLAMP」!インタラクティブ・プランナー&デザイナーの灰色ハイジさん―【連載】デジタルファッショニスタを追え☆

ファッションの始まりは漫画「CLAMP」!インタラクティブ・プランナー&デザイナーの灰色ハイジさん―【連載】デジタルファッショニスタを追え☆

DiFa編集部が注目する、テクノロジーとファッションの情報感度が高い女子「デジタルファッショニスタ」の生態を解剖する連載「デジタルファッショニスタを追え☆」。4回目の今回はインターネット業界で知らない人は居ない!? インタラクティブ・プランナー&デザイナーの灰色 ハイジさんです。

中学生の頃からウェブ制作にハマり、そのまま今までずっとウェブデザイナー、プランナーとして広告業界で活躍されてきたハイジさん。小顔で華奢、スラっとした長身に映えるファッションもいつも目を引く彼女ですが、実はファッションへの目覚めは小学校の頃大好きだった漫画にあったとか……!

灰色 ハイジ(HAIJI HAIIRO)

Interactive Planner & Desiner
制作会社でWebデザイナーをした後、クリエイティブエージェンシーSIXでプランナーに転身。2015年に独立。デジタル施策の企画を中心に、デザインなどを手がける。主な仕事に「祭 with android」、Amazarashiの「穴を掘っている」「季節は次々死んでいく」MV内のUIデザインなど。不定期に日テレSENSORSでインタビュアーなども務める。
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中学生の頃にハマってしまったウェブの世界

――大学卒業以来、ウェブデザイナー、そしてプランナーとして広告業界で活躍している灰色 ハイジさん。今はフリーランスとして活動されているんですよね?

はい。直近は「SIX」というクリエイティブエージェンシーでプランナーをやっていて、クライアントはIT系企業が多かったり、デジタルを活用した何か、いうフィールドで映像内のUIデザインやイベントの企画などを担当していました。

大学を卒業して以来、6年間くらいウェブや広告界隈で働いてきたのですが、この半年は充電期間にしていて。今はフリーと言う名の自由人(笑)。年明けからはスタートアップでデザイナーをやりながら、プランナーとしてフリーランスでも活動していく予定です。

――ハイジさんは、ウェブや広告業界では凄く有名な方で。ちなみに、前回この連載にご登場いただいた大石 結花さんもお友達なんですよね。彼女も元々はソーシャルゲームを作る会社に居たとか、今はPinterestで活躍されていたりとかで、「やはりデジタルファッショニスタはテクノロジー系の業界出身の女子が多いなあ」と思っていたんですが、ハイジさんが元々テクノロジーとかウェブ、そしてファッションという分野に興味を持たれたきっかけは?

ずっとウェブデザインをやってきたのが大きいですね。中学校の時、学校に行かずにウェブを作っていたんです。広くデザイン全般に興味を持ったのも、先にウェブデザインという単語を知ったことがきっかけ。ファッションに関しては、小学生の頃、漫画が好きで、それがルーツになってます。

幼いころ憧れた少女漫画の魔法アイテムには今のガジェットに通じるポイントがある!

――ほお!漫画ですか。

当時、女性漫画家集団の「CLAMP」が手がけた『レイアース』と『カードキャプターさくら』が大好きだったんです。CLAMPが手掛ける少女漫画って衣装がすごく可愛くて。例えば『レイアース』に出てきた“武器が格納できるグローブ”とか、魔法少女モノの漫画に出てくるアイテムって、見た目が可愛くて、今のファッション×ガジェットみたいなところに通じるものも感じるんです。魔法とまではいかないけど、何か特殊な機能があって、ちょっと便利でおしゃれ。『ひみつのあっこちゃん』の“テクマクマヤコン”とか、女性がいつも持っているアイテムが魔法アイテムになっている、ってまさに今のガジェットの考え方、そのままじゃないですか?

――確かに。その視点は無かったです。みんなあの頃は魔法アイテムに憧れてましたよね。

そんな魔法アイテムに憧れを抱きつつ、紙で着せ替え人形を作ったりするのも好きな小学生でしたね。

社会人になってから、自分で服を買うようになりだして、仕事として自然とファッション系のクライアントからも声がかかるようになったんですが、デジタルに特化した広告の業界って、女性のプランナーが少なくて。だからファッション系、かつ女性のことがわかっている、というところでアサインされることが多くなったんですけど、ファッションに関しては仕事というよりも、服自体が好き。仕事をする上で「自分がまずユーザーであること」というのを大切にしているんですが、それはファッションに対しても同じように思っています。

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ファッションとテクノロジーの情報は別軸で取り入れる

――インターネット少女なイメージがあるハイジさんですが、愛用しているウェブサービスやアプリ、教えてください!

「おしゃれ天気」は長く使ってます。アプリは結構細かくフォルダ整理しているんですけど、その中でもおしゃれ天気はメインの位置に必ずあります。その日の気温に合わせて、何を着たら良いのかを具体的にコーディネートで提案してくれるのが便利なんです。自宅とオフィスといったように、ロケーションをいくつか登録しておけるのも良いんですよね。あと「P tracker」という女性の身体の周期を管理できるアプリも2009年からずーっと使っていて、すごく長いログが残ってます。お花が咲いたりして、デザインがカワイイのもポイント高くて。

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ハイジさんのiPhoneのホーム画面。愛用のアプリがぎゅぎゅっと詰まってます。

最近はまってるのは「シンクル」っていうコミュニティアプリ。昔で言う「mixiコミュニティ」みたいな感じで、音楽とかアート、ファッションなど趣味をベースにしたトピックを立てて、そこでコミュニケーションを取れるんです。趣味軸になると、リアルな友達より、もっと話の合う人って他にいたりするじゃないですか。今のソーシャルネットワークって繋がりのアップデートが減っていると思うんですけど、シンクルには新たな人との出会いがあって面白い。

ファッション系だと「MERY」ですね。普段私のFacebookやtwitterなどのフィードはテクノロジーやウェブの情報ばっかりなんですけど、一方でファッションとか“THE 女子!”な情報も好きなので、それこそMERYとか「Fashion Blogs」といったアプリを使って別軸で取り入れるようにしています。

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「TORY BURCH FOR FITBIT」と「MOTO 360」を愛用中。ウェアラブルアイテムはやっぱりスペックよりデザイン!

――おお。テックやウェブの情報とファッションの情報は別軸で取り入れていると。ファッションデジタルファッショニスタらしい発言!ちなみにスマートウォッチとかウェアラブル系のアイテムは使っていますか?

今は先日DiFaでも紹介されていた「TORY BURCH For Fitbit」と「Moto 360」を使ってます! この2つはデザインが気に入っていて、ステッチが嫌いなので、それが入っていないところと、ダブルストラップが好きなんですよね。もちろん、こういったアイテムはスペックも気にするんですけど、バンドのデザインとかの方が気になっちゃいますね。ファッションアイテムとして自分が身に着けたいかどうかというところが一番大事。Moto 360は充電が12時間しかもたないんですけど、それでも身に付けたいと思うのは、やっぱりデザインがおしゃれだから。

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愛用のiPhoneはゴールド。Moto 360はピンクゴールド×ベージュレザーのタイプ、TORY BURCH for Fitbitはベージュのダブルストラップのものをセレクト。さすが、世界観が統一されてます!

あと、最近通話が多いので、Bluetoothのイヤホンが欲しいと思ってます。1つめは「HELIX」っていうイヤホンで、ブレスレットの中にイヤホンが収納できちゃうというもの。音楽もよく聴くので、今はヘッドフォンを持ち歩いているんですけど、ファッションの一部として持ち運べるのが良いなと思って気になってます。2つめは「Dot」っていう、耳に差し込むだけのちっちゃいイヤホン。これはとにかく小さい。

こういうアイテムって、ファッションとして成立するか、ちっちゃくして邪魔にならずに目立たないか、どっちかだと思っていて。私はアクセサリーが好きなので、イヤリング型でかわいいイヤホンがないかなあと思っているんですけど。

――耳にイヤリングとかイヤーカフとして付けられて、それがイヤホンになってる、みたいなアイテムがあったら、耳の穴も塞がれないし、確かに良さそう……。ちなみにそういうアイテムとかアプリとか、はたまたテクノロジー×ファッションだったりとか、最新の情報はどこから得てますか?

最近はRSSリーダーを使わなくなったので、各メディア自体のアカウントとか、その中の人たち――エディターやライターさんのtwitterアカウントをフォローして、そこから情報を得ることが多いですね。彼らは情報の発信源なので、その発信源をフォローしておくと情報が早いんです。DiFaでもコラム執筆をされているライターの三橋 ゆか里さんとか、テックやスタートアップの情報はモリジュンヤさん、音楽系の情報はジェイ・コウガミさんといったように。

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――ちなみに今日着ている服はどちらのものですか?

ジャケットは「BALMUNG(バルムング)」、ニットは「AKIRA NAKA(アキラ ナカ)」、シューズは「UNITED NUDE(ユナイテッド ヌード)」、Moto360とTORY BURCH For Fitbitとコーディネートしたリングは「sangai(サンガイ)」のものです。

今日も着ているBALMUNGは好きなブランドの1つで。他にも「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」や20代の若手「AOKI AKIKO(アオキアキコ)」が好きです。3人ともにデザイナー自身がインターネットに強いというか、そのあたりの感度も持ちあわせている人たちだなと思っていて。ミキオさんはtwitter(@mikiosakabe)も好きです。服だけじゃなくて、ブランド周辺のカルチャーを合わせて面白いと思えるのもポイントです。

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ウェブサービスを利用して服やアクセサリーをつくってみたい

――デジタルテクノロジー×ファッションでやりたいことってありますか?

STARted」とか「リンカク」といったウェブ上からモノづくりができるサービスを使って、服とかアクセサリーを作ってみたいです! 元々モニター越しのウェブの世界に生きてきたので、手先が器用じゃなくて、立体物が苦手なんですよ(笑)。だから、モニター越しにデザインをして、それが立体物として出来上がる、2次元的に構想したものが、3次元で作れるというのは、面白いなあと思っていて。

服やアクセサリーといったアイテム以外だと、自分でファッションに関連したサービスも作ってみたいです。例えば、女性用の下着。女性はみなさんわかると思うんですけど、自分愛用のサイズやフィット感ってある程度決まっているじゃないですか。だからサイズやフィット感は愛用のものと同じで、レースとかリボンとか色とか、表面のデザインをカスタマイズできるサービスがあったらいいのになと思います。ウェブからカスタマイズできるスニーカーとか眼鏡とかって最近よくありますけど、それと同じ考えですね。

――それは便利そう。本当に下着、特にブラって気に入っているものと全く同じものとか色違いを買いたい、と思っても見つからないってこと、良くありますよねー。自分に合うサイズとフィットのものをみつけるのも一苦労ですし。

あとは兄が家具職人をしているので、家具をウェブやアプリからカスタマイズできるサービスもおもしろそう。これはUIデザイナーとして個人的にやってみたいなと思っています。

――ありがとうございました!

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広告業界でプランナーをされていただけあって、具体的なアイデアがぽんぽんと出てくるのはさすが! ハイジさんがプロデュースするアイテムやサービス、実際に見て、使ってみたいですね。充電期間を経て、来年からはフリーランスとして本格的にご活動をされるとのこと、これからのご活躍がますます楽しみです!

Text & Interview : Nagisa Ichikawa, Photo : Soshi Setani

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