Special | 2016.02.29
女性に「夢」を与えるクリエイター Daichi Miuraが考える未来のファッションとクリエーションとは?

女性に「夢」を与えるクリエイター Daichi Miuraが考える未来のファッションとクリエーションとは?

今、オシャレな女性を虜にしているマルチクリエイター、三浦大地さん。浜崎あゆみさんのステージ衣装や高橋愛さんのウェディングドレス等を手掛け、ピーチ・ジョンやサマンサタバサのアートディレクションを担当。またポップでオシャレなイラストを描くことでも有名です。そんなファッション業界で活躍されるいる三浦さん(なんとApple Watch Hermèsも愛用!)に、三浦さんの考えるこれからのファッションの未来やご自身のクリエーションへのこだわりについてお話を聞いてきました!

三浦 大地(Daichi Miura)

1983年11月27日東京生まれ。
ファッションデザイナー、アートディレクター、イラストレーター、クリエイティブディレクター…etcと、肩書という枠を超えて多方面で活動。2011 SPRING&SUMMERより自身のブランド「Dosqa Tokyo」を発足。2015年11月末にワークスタイルブック『DESIGN DRAW DIRECT』を発売。
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ーー まず初めに、Apple Watch Hermèsを手に入れた経緯について聞かせてください。

一緒にコラボレーションしているブランドの担当者さんが、本の出版パーティーの時にわざわざ大阪から来てくれて、誕生日プレゼントとしていただきました。

「三浦さん、これHermèsですから!」と大阪人らしいアプローチで(笑)

自分に似合いそうということで、黒のバンドの一番シンプルなものをいただきました。
自分自身はまあまあアナログな人間なので、元々Apple Watch自体には最初は興味がなくて、使わないかなと思っていたんですが、最初つけた時はびっくりしました。今までにない感覚の、通知だったり、メールとか、あとは頼んでもいないのに立ち上がったり(笑)

ただ、何よりもHermèsじゃなかったら、自分はつけていないかったんじゃないかと思います。

やっぱりファッション性というところで、Hermèsというブランド価値、オリジナルの文字盤やバンドといったところがあるからこそ、これならいいなと思って最近着けています。

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ーー 使ってみた感想はいかがですか?

まだ全然使いこなせてないです(笑)
ただこの小さい文字盤で何ができるのかと思っていましたが、動きがスムーズで使い心地がよくて感動しました。

僕はInstagramをやってるので、iPhoneのカメラのモニターをApple Watchで見られる機能はよく使ってます。どうしても自撮り側のカメラだと画質が落ちるので、カメラのモニターがApple Watchで見られるのはすごいなと思いました。あと、LINEの通知とかApple Watchでチェックできるのはいいですよね。いちいちiPhoneをチェックしなくても済みます。

ーー AppleWatchHermesが加わったことによりファッションに変化はありましたか?

普段は同じようにシンプルなCartierの時計を着けているんですが、その日のファッションや気分によって、今日はCartierかな?Hermèsかな?と選んで着けるようになりました。AppleWatchというと機能にフォーカスされますが、機能よりもファッションの一部として、腕時計を選ぶ選択肢の一つになったことがいいなと思っています。

ーー Apple Watch Hermèsは、デジタルテクノロジー×ファッションの融合の一つの代表的なアイテムだと思いますが、三浦さんがデジタルテクノロジー×ファッションについて、何か思うことはありますか?

新しい時代だなという風に感じています。自分自身はすごくコンサバティブな考えを持っているんですが、Instagramを始めてから、僕自身の世界がすごく広がったと思っているし、新しい技術によって一緒に進化できるものは嫌悪感を持たずに取り入れたいと思います。 テクノロジーにも、自分が好きなクラシックやコンサバなものにも違和感なく溶けこめるものもあると思いますし、今はまだそんなに浸透していなく、開発にもお金がかかる等、テクノロジーを取り入れるには課題は山ほどありますが、これからはもっと広い視野でクリエイティブできるんじゃないかと。自分は作り出す側だけど、新しい技術については、今はいち消費者として楽しんでいる感じです。もっと身近になれば自分自身のクリエイティブにテクノロジーを融合させて、新しいものを発信していきたいと思っています。

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テクノロジーによって、不可能だった「夢」を現実的な「夢」に

ーー 三浦さんの作り出すクリエイティブについて、大事にしていることを教えてください。

仕事をする上で共通して思っていることは、自分のクリエーションを通して、人に「夢」や「希望」を生み出したいということ。 自分にとって夢と現実には境界線がないと思っていて、自分のドレスを着てみたい、このドレスを着てパーティに行きたいとか、そんな夢を自分のクリエーションを通して生み出したいと思っています。 デジタルなものって、どうしても機能性がフォーカスされたりして現実的なものだけど、デジタルな技術を使って新しい夢や希望を生み出せるようになれればいいなと。今まで不可能だった夢を、新しい技術によって現実的な夢として生み出せるようにしたい。 僕が発信してるクラッシックなものと、新しいテクノロジーが融合することによって、もっとファンタジーなことができて新しい夢のカタチを生み出せるかもしれない。

ーー 今後、テクノロジーを使ってやりたいことはありますか?

僕は、イラストを描いているんですけど、自分の描いたイラストを動かしてみたいですね。 イラストで書いた女の子にアイデンティティーを持たせて、iPhoneやApple Watchのデバイスに突然現れたり、自分の作ったものにプラスして、遊び心を持ったクリエーションができたらいいですね。

 

Daichi Miuraさん(@daichi19831127)が投稿した写真

その他にも、自分のドレスのショーをやるときなんかも、ただクラシックに歩かせるのではなく、新しい技術を使って演出をしてみたい。プロジェクションマッピングは定番になりつつあるけど、自分が空想で考えているのは、モデルがドレスを着て出てくるんだけど、実はそれはホログラムで、実際にはそこにいなくて、自由にドレスを着せ替えできたりと、そんな演出をできたらいいなと思ってます。

そんなことができたらいいなと思うから、夢が広がるよね!

テクノロジーが、その機能によって、ただ日常生活の手助けになるってことだけじゃなく、クリエーションに対しても希望を見出してくれるんじゃないかって思ってます。

女性から発信される新しいテクノロジーをもっと見てみたい

ーー 女性がファッションにテクノロジーを取り入れることについて何か思うことはありますか?

僕の周りにはまだテクノロジーを使ってる女子が少ないですね。デジタルとかテクノロジーって、まだ男っぽいというか、そんなイメージを持ってる女子が多いんじゃないかな。

でも、女子たちはテクノロジーを駆使してるものに絶対に興味があると思っている。だから、より女性が発信するテクノロジーが出てきてくれたらいいなと思います。Hermèsは男女問わずなブランドですけど、例えばレディースのブランドが提案するデバイスや技術なんかあれば、もう少し浸透するのかな。

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女性からの視点で発信されるものがあったらどんどん見てみたいし、それが女性の今のライフスタイルに溶け込んだらいいなと思います。今の女性のライフスタイルはナチュラル思考だったり、オーガニック思考が強いけど、まだテクノロジーは「この機能はこうだ」みたいに押し付けがましい感じがするから、自然に女性のライフスタイルに溶け込んでくるようになればいいですよね。

テクノロジーの機能にフォーカスし続けると、元々良かった部分をおろそかにしがちだけど、今ある女性のライフスタイルやカルチャーから発信される新しい技術が出てくることによって、今後もっと女性に浸透していくのではないかと思います。

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自分の軸さえぶれていなければ、やれることは無限大

ーー ありがとうございます。それでは最後に出版された本について聞かせてください。

僕は、ファッションデザイナーをしていたり、ブランドのアートディレクションやイラストを描いていたり、CMの監督もやったりと、色々な肩書を持っているので、知らない人から見たら「誰?」みたいな感じなんです(笑)

どういうことをやってる人間なのか、この本を読んでもらえれば分かります。自分の名刺代わりみたいな一冊です。

これからの時代って、仕事をする上では、肩書ではなくパーソナリティが大事だと思っていて、「誰」と仕事をしたいかってことが重要。まだ日本って多くの肩書を持つことに慣れていないから、この本でこんな働き方もあるんだって思ってもらえたらいいなと思って作りました。

自分のやってることは、ファッションとかクリエイティブによっているけど、この本はそういうことをしていない違う分野の人でも、何か気付きを与えられるんじゃないかと思います。この本を通して、自分の今やってることを見直すきっかけになれれば嬉しいです。

僕の今までやってきた仕事のアーカイブではあるのですが、どうしてこの仕事はこういうスタイルでできたのか、どんな考え方でできたのかということをこの本に書いています。

色々なお仕事をさせてもらっていますが、さっきも言ったように、自分のクリエーションの軸である、人に「夢」を与えたいというところはぶれていません。その軸さえぶれていなければ、自分にやれることだったら何だってできると思います。「夢」って何にでも置き換えられることができるから。可能性は無限大だなって思うんです。

ーー 本日はありがとうございました!

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「夢」を与えたいという軸がぶれていないからこそ、多くの女性の心をつかんで離さない様々なデザインやドレスを生み出すことができるんですね!三浦さんが今後、新しいテクノロジーを使って生み出す新しい「夢」のカタチが今から楽しみです!

Photo : Yohei Nobe

DiFa編集部



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