Topics | 2016.04.08
ミラノコレクションで発表された「ATSUSHI NAKASHIMA」の球体がアイコニックな3Dプリントシューズ&アクセサリー

ミラノコレクションで発表された「ATSUSHI NAKASHIMA」の球体がアイコニックな3Dプリントシューズ&アクセサリー

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東京を飛び出し、2月にイタリア・ミラノで行われたミラノファッションウィークに参加した日本人デザイナー中島 篤さんによるブランド「ATSUSHI NAKASHIMA」。過去のコレクションでも、プロジェクションマッピングやデジタルプリントなど、新しいテクノロジーを積極的にファッションに取り入れていっている日本発のブランドです。

今回のコレクションを拝見して気になったのは、球体や流線型が印象的なシューズやブレスレット。実はこれらのアイテムは、今大注目されている3Dプリントを使って作られたものなのです。3Dプリントで出力したアイテムというとそこまで強度があるイメージがありませんが、実際に履けるものなのか……!? 先日開催されていた展示会で実物を見てきました。

ATSUSHI NAKASHIMA 2016年秋冬コレクションランウェイより
ATSUSHI NAKASHIMA 2016-17年秋冬コレクションより

ATSUSHI NAKASHIMA 2016年秋冬コレクションランウェイより

3Dプリントならでは!見たことのないユニークなカタチ

やっぱり会場に伺って目に飛び込んできたのは、大きな球体がドーンとあしらわれたアイコニックなシューズ!

こちらがランウェイに登場した球体があしらわれた3Dプリントシューズ!
こちらがランウェイに登場した球体があしらわれた3Dプリントシューズ!

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こちらも3Dプリントで作られた、手に装着するタイプのブレスレット。
こちらも3Dプリントで作られた、手に装着するタイプのブレスレット。
手につけてみるとこんな感じ。
手につけてみるとこんな感じ。
裏をよーくみてみると、3Dプリンターが形作った樹脂の積層跡が。表側はこの積層跡を磨いて、なめらかに仕上げているんだそうです。
裏をよーくみてみると、3Dプリンターが形作った樹脂の積層跡が。表側はこの積層跡を磨いて、なめらかに仕上げているんだそうです。
こちらもランウェイに登場した3Dプリントシューズ。いかにも3Dプリントでしか作れないような流線型のシェイプ。
こちらもランウェイに登場した3Dプリントシューズ。いかにも3Dプリントでしか作れないような流線型のシェイプ。

3Dプリント技術のプロとのコラボレーションで生まれたアイテム

これらの3Dプリントのシューズ、アクセサリーは、日本の3Dプリント技術の先駆者ともいえるスリーディー・システムズ・ジャパンSOLIZE Products、ケイズデザインラボの3社の協力の元、誕生したもの。

メイキングムービーではデザイナー中島さんが手で書いたデザイン画を3Dモデルとして起こし、3Dプリントで出力するまでの過程を垣間見ることができます。2Dの平面のデザインが画面の中で3Dの立体になり、3Dプリンターを通して、それが現実のモノとして出来上がってくる過程は、見ているだけでなんだかドキドキしちゃいます!

3Dモデルでのイメージ打ち合わせ
3Dモデルでのイメージ打ち合わせ
3Dスキャンした足型に合わせて設計していきます
3Dスキャンした足型に合わせて設計していきます
3Dプリントしたアイテムを取り出しているところ
3Dプリントしたアイテムを取り出しているところ

3Dプリントシューズを履いてみました

そして、このシューズ実際に履いてみました。ヒール高としてはご覧のとおり、かなりの高さがありますが、意外に履ける……歩ける……! この日私はシンプルな白いパンツを履いていたのですが、コーデのポイントになってくれて、これがなかなか可愛いんです。

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このままだと、球体が歩くときに大きくて当たってしまうので、球体を小さくしたり、ヒール高を低くしたり、もう少し履きやすくする工夫が必要かとは思いますが、ATSUSHI NAKASHIMAでは、このシューズの量産化を目指し、現在模索されているとのこと! お店に並ぶ日がくるのでしょうか……かなり気になってしまうではないですか……。

小規模なブランドにとっては、ショー用の靴をオリジナルで用意するって予算がかかってとっても大変なこと。一方で、ファッションにおいて「お洒落は足元から」なんて言われるように、全身を見せるランウェイショーでは、やっぱり足元(やアクセサリー)に手を抜かないほうが、ショー自体の完成度が抜群に上がってみえるものだったりします。

今回の様に、ショー用の「見せる」ためのサンプルは少量生産が得意な3Dプリントを活用して、反応を見て量産化を模索していく、といったように、ファッションクリエイターが3Dプリントをプロトタイピングのひとつのツールとして活用していく、なんて流れがこれから出来ていくのかもしれません。3Dプリントがもっと広まれば、コストもより下がっていくことでしょう。

こちらは、最近さまざまなブランドで目にすることが多い、「ウルトラスエード」という最新の洗えちゃう“合皮”を用いたアイテムたち。テクノロジーの進化で、「革を超える革」のような新しい素材も続々と登場しています。
こちらは、最近さまざまなブランドで目にすることが多い、「ウルトラスエード」という最新の洗えちゃう“合皮”を用いたアイテムたち。テクノロジーの進化で、「革を超える革」のような新しい素材も続々と登場しています。

来シーズン2017年春夏コレクションも、引き続きミラノで発表することになっているATSUSHI NAKASHIMA。今後もこのコラボレーションは継続されていくとのこと、今回のアイテムたちの商品化と共に、来シーズンはどんなアイテムが登場してくるのか、期待したいですね。

ATSUSHI NAKASHIMA

atsushinakashima.com

Runway Photos by ATSUSHI NAKASHIMA
Making Photos by ケイズデザインラボ

Text : Nagisa Ichikawa

DiFa編集部



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