Special | 2016.05.18
データからファッショントレンドを見据える「FRIL lab」

データからファッショントレンドを見据える「FRIL lab」

― FRIL labより
FRIL labより

めまぐるしく変化し続ける、ファッショントレンド。肌感で感じられる変化はもちろん、地域や所属するコミュニティごとにそのトレンドは異なります。

そんな変化・特性の激しいファッション界隈のトレンドを、女性に人気のファッションフリマアプリ「フリル(FRIL)」が独自のデータを元にリサーチや分析をおこない、発信しているメディアがあります。それが「FRIL lab(フリルラボ)」です。

過去に行った『女性300人が語る「最高のバレンタインデーを作るファッションコーディネート」調査』では、白ワンピ、きれいめスタイルを支持する人が多く、バレンタインのほめられファッションのルールは、女性らしい「曲線美」が重要ということが分かったそう。

今回はそんなフリルラボ所長のガルシア佐藤仁美さんメールインタビューを行い、フリルラボが始まった経緯からその活用方法、そしてデータから見えるその先を伺いました。

ユーザーとの近い距離感が生んだフリルラボ

― FRIL lab「「人気ブランドランキング調査」2月編」より
FRIL lab「人気ブランドランキング調査」2月編」より

フリルを運営する株式会社Fablicは、カスタマーサービス部門の従業員をフリルユーザーから募集したりと、ユーザーとの距離が近いことが特徴のフリマサービスです。今回のフリルラボのスタートも、そういったユーザーとの距離の近い同社ならではの理由がありました。

フリルは売りたい商品を提案するECではなく、世の中で求められるアイテムが適正な価格で買われるサービスです。ゆえに、トレンドを調べるには最適なプラットフォームでした。
また、バーチャルでは利用者の消費に関するストーリー見えにくいところがありますが、フリルの場合はユーザーに聞きながらサービスを構築してきたので、定期的にアンケートを実施するなどユーザーに聞く文化が根付いており、トレンドの商品が何故トレンドなのか教えてもらうことができるのです。
そこで得た消費に関するストーリーを運営側だけでなく、利用者にも共有しようと考えたことがフリルラボを立ち上げたきっかけです

トレンドを分析するとなると、元となるデータが重要です。これらはどのように集めているのでしょうか。

データの収集法方は主に2つあります。1つはブランドごとの売上を毎月定点で比較すること。もう1つは、ユーザーにアンケートをお願いするやり方です。ユーザーが何を検索しているかを集計することで、調査対象となるトレンドワードを決めたりもしています

このようにして定期的に集められているデータ。しかしデータでみるトレンドと、肌感で感じるトレンドは同じなのでしょうか?

地域ごとに好みのブランドに違いがあることはありますが、データで見るファッションと肌感で感じるファッションには大きなギャップはありませんでしたね

といったように、データから得られる情報は的確にトレンドを捉えているそう。

― FRIL lab「女性300人が語る「最高のバレンタインデーを作るファッションコーディネート」調査」より
FRIL lab「女性300人が語る「最高のバレンタインデーを作るファッションコーディネート」調査」より

データはサービスにも変化を起こす

現在はトレンドを追っているフリルラボが、今後どういった情報を追っていくのでしょうか?

フリルラボでは今後も若者のトレンドについて追いつつ、そこをさらに深掘りし『何故トレンドになったのか』をマクロの視点でみる機会を増やしていきたいと考えています

 
また、こういったデータはフリル自体のサービス改善にも役立てているそうです。

フリルで公開されるほとんどのサービスは、データやユーザーの意見を反映させていただいたものです。最近の例では、ブランド売上ランキングの上位がほとんど海外ブランドだったというデータから、ユーザーに海外ブランドが増えると嬉しいかを1,000人を対象にアンケートをとりました。その結果、ユーザーが海外ブランドは欲しいけどECで購入するのは偽造品が怖いと考えていることがわかり、実績のある海外ブランドバイヤーをフリルが認定する『プレミアムバイヤー制度』を開始しました。
また、「ハンドメイド」カテゴリーも、アンケート調査やハンドメイド品を販売している方50名以上から直接話を聞き、その必要性を感じたため今年3月に新設しています

的確なデータとユーザーとの関係性によってトレンドをつかむフリル。フリルラボのデータが捉えるトレンドのように、データに基づくファッションの捉え方も今後増えてくるかもしれません。

FRIL lab

fablic.co.jp/frillab

Text : Kazuyuki Koyama

DiFa編集部



PICK UP

SPECIAL

LATEST

BUSINESS




LATEST