Special | 2015.10.23
気になる最終審査の結果は…… – 雑誌の未来を変える!?ファッションハッカソン「THE FASHION HACK 2015」レポート【4】

気になる最終審査の結果は…… – 雑誌の未来を変える!?ファッションハッカソン「THE FASHION HACK 2015」レポート【4】

8/29(土)、30(日)の2日間に渡って開催された、ファッションをテーマにしたハッカソン「THE FASHION HACK TOKYO」。このハッカソンは、ファッションとテクノロジーに興味があるデザイナーやプランナー、エンジニアが数人のチームを組み「雑誌コンテンツと最新のテクノロジーを活用して、ファッションを楽しむ新サービス」を考え、最終的にプロトタイプまでを作るというイベント(※参考:ハッカソンとは?)。レポート第4弾は最終結果発表の模様をお届けします。

(過去のレポートはコチラから:【1】【2】【3】

MAGAZINE INNOVATION AWARD

まずは、新しい雑誌体験や、雑誌コンテンツの新しい活用方法を生み出したチームに送られる「MAGAZINE INNOVATION AWARD」をチーム「Spoilers」の「Peek!」が受賞!

Peek!は雑誌とアプリを通して、ファッション好きな女性の憧れであるランウエイを間近で見ることが出来たり、アプリを通すことで紙面を360度楽しむことが出来たり、雑誌コンテンツをアプリを通して拡張する楽しいサービス。

プレゼンではサービスのFeasibility(実現可能性)までを具体的に盛り込んでいたのが印象的。「雑誌を360度見ることができる、という立体的なアプローチが新鮮でした。プレゼンもおしゃれで完成度が高かった!」とプレゼンターを努めた衆議院議員の小池百合子さん。

雑誌×テクノロジーのアプリ「Peek!」を開発した、チーム「Spoilers」
雑誌×テクノロジーのアプリ「Peek!」を開発した、チーム「Spoilers」

FASHION INNOVATION AWARD

次に新しいファッションの楽しみ方を創出、提案したチームに贈られる「FASHION INNOVATION AWARD」を勝ち取ったのはチーム「アッシュ」の「MF」というサービス。MFは、ロック大好き!ロックファッションが大好き!というチームメンバーの「好きなテイストの服を見つけることができない!」というお悩みを解決するべく生まれたアプリ。

YouTubeでコネクトして、プレイリストを基に、関連したファッションが提案されている雑誌のページを探すことができて、その上買うことも出来てしまうというもの。これを3人で作ったの!?と会場がざわついていたけれど、実はもう1人エンジニアが居て、自宅でずっと作業していたため、プレゼンにも授賞式にも間に合わなかったというエピソードも(笑)。プレゼンターのHair & Make up artist (SHIMA) 奈良裕也さんも「ファッションと音楽は切り離せないものなので、必要性を感じた。実際に使ってみたいと思った。」とのこと!

ファッション×音楽のアプリ「MF」を開発した、チーム「アッシュ」
ファッション×音楽のアプリ「MF」を開発した、チーム「アッシュ」

TECHNOLOGY INNOVATION AWARD

テクノロジー面で新しいサービス、UXを創出したチームに贈られる「TECHNOLOGY INNOVATION AWARD」を受賞したのは、チーム「クローゼット」が生み出した「tomosu Hanger」。ハンガーひとつひとつにLEDが付けられているtomosu Hangerを使うと、一週間着ないとハンガーが赤く光って教えてくれたり、アプリを起動すれば、同じアイテムを使ったコーディネートを見ることができたりと、今着るべきアイテムを教えてくれる。これを使えばクローゼットの中で「何を着よう?」「何を合わせよう?」と迷うこともなくなるかも!

プレゼンターの「takram design engineering」クリエイティブ・ディレクター/デザインエンジニアの渡邉康太郎さんからは、ご自身の専門であるデザインとエンジニアリングの観点から「実体験の体験が入り口になっていて、テクノロジー、ユーザー体験、ビジネスの三角形のバランスが良かった。モックアップの形で持参したこともわかりやすかったし、プレゼンにあったアニメーションもユーザー体験をよく表現していた。」と高評価なコメントが。

「tomosu Hanger」を開発したチーム「クローゼット」
「tomosu Hanger」を開発したチーム「クローゼット」

急遽、男子たちのために登場した審査員特別賞

ここで突然審査委員長のハースト婦人画報社CEO イヴ・ブゴンさんが「審査員特別賞を設けました」と壇上へ登場!

日々女性に囲まれて働いている男性として、男性を応援したい!というブゴンさんの想いもあり、選ばれたのは男性のみのチーム「押忍!」の「OTOKOGI FASHION」。どうしても無難なファッションを選んでしまいがちな”無難男子”に向けたアプリで、無難男子を抜け出すためのコーデを雑誌からレコメンドしてくれるというもの。確かに”無難男子”……多いかも。

「OTOKOGI FASHION」を開発したチーム「押忍!」
「OTOKOGI FASHION」を開発したチーム「押忍!」

BEST FASHION HACK AWARD

そして最優秀賞である「BEST FASHION HACK AWARD」。発表はモデルの鈴木えみさんから。

THEFASHIONHACK_4_6

選ばれたのは、チーム「M&Ms」の「ダレWHO?」というアプリ。自分の顔をアプリで撮影すると、顔認識をして、雑誌に出ているどのモデルに一番似ているのかを判断して、そのモデルが雑誌で着ていたコーデやメイクをおすすめしてくれるというもの。プレゼン時にはメンバーが実際に壇上でデモを見せて顔認識を実践。「touch&try」の時間にも「これは使ってみたい〜」という女性陣からの声を多数耳にしました。

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笑顔のチーム「M&Ms」のみなさんと鈴木えみさん。全員女性です!

 

最後は参加者&審査員全員で記念撮影!

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「雑誌はなくならない」とは言われつつも、やはり溢れるWEBメディアやコンテンツに、雑誌や出版社が押されてきてしまっているのは否定し難い事実。そんな雑誌業界を盛り上げて、雑誌コンテンツを再発見するべく、出版社側からデジタルテクノロジー側に寄り添っていったようにも思えた、このハッカソン。みなさんの目にはどう映りましたか?

雑誌誌面に関しては、例えば掲載商品や登場しているモデルのデータを機械的に分析できるようになったり、そのデータを外部で活用できるようになったり、今後テクノロジーがもっと進化すれば、雑誌自体を膨大な”データ”として利用できるようになり、単純に「読む」「見る」「楽しむ」といったコンテンツ自体にとどまらない可能性が広がったりしたら、おもしろそうだなと思いました。

なにはともあれ、キラキラと輝く参加者の皆さんの目を見ていると、取材として見ているこちら側には「私も参加すればよかった!」なんて、後悔の念が……。来年はこの記事のお読みのみなさんも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?まだまだスタートしたばかりの日本のファッション×ハッカソンシーンをもっと盛り上げていきたいものです!

そして、ご参加されたみなさま、お疲れ様でした!

Text : Nagisa Ichikawa

DiFa編集部



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